《MUMEI》

「ドラミさん――…


…なにか、テレビ電話のような道具はお持ちですか?」



ドラミは無言でタイム電話を取り出すと、現在時刻の日本……のび助宛てにボタンをプッシュした…。



呼び出し音が鳴る間に、ニアは早口でドラミに指示を与える…。


「いいですか?


…もし、のび太の父親がキラに操られていれば、必ず貴女を呼び寄せようとする筈です。」



「何故そう言い切れるの…!?」



「僕がキラなら、そうやって貴女を仕留めるからです。」



有無を云わさぬ説得力にドラミは圧倒され…



心ならずともニアに従うことを選ばざるを得なかった――…。

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