《MUMEI》 ―――…プルルルル…プルルルル…プルルルル…プルルルル…チャッ! 7回ほどコール音が繰り返された後、ようやく電話は繋がった。 *「やあ、ドラミちゃんかい?」 いつもと変わらぬ、のび助の穏やかな口調がドラミを安心させた――… 「もしもし…あの…」 のび助の安否を確かめることだけが目的だったため、ドラミは予め話す内容を用意していなかった。 すると、しどろもどろに言葉を探すドラミを前に、のび助の方から話を切り出した…。 *「ドラミちゃん――… …電話じゃなんだから直接会って話を聞きたいな…。」 ドラミは凍りついた…! …のび助がニアの予想通りの台詞を口走ったからだ…! 前へ |次へ |
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