《MUMEI》 「じゃあ、ZX12R?」 「ピンポーン、ピンポーン!!正解〜(笑)」 「無理、無理、あんなモンスターマシンは無理」 「でもね、後期のB型は何ヶ所も改良されて、良くなったし、重心が高いけど、コーナーでのバンク角が深いからカウル擦る事もないよ。 隼とのデータ比較でも上回ってるし」 「俺も、あと10才若けりゃなぁ… ポジションもキツくない?」 「大丈夫、隼と変わらないと思うよ」 「ウソ〜…雑誌では悪口の方が多いじゃん」 「でもね、店にある本には12Rは良いって書いてたよ。 デザインも綺麗だし、意地悪そうな顔でカワイイもん(笑)」 「俺も、12Rは好きやけど、乗れんと意味ないじゃん…」 「それが良いんでしょ?乗りやすいバイクと乗りにくいバイクはすぐに飽きる。 乗りこなしにくいバイクは長く付き合える。でしょ?」 「エリカ…凄い事言うねぇ。何か、やる気になってきた!!」 「暇な時にお店の雑誌読んで研究したもん(笑) あと、駅前に12Rの中古車が入ったから見に行ったら?」 「よし、明日にでも見に行くわ サンキューなっ!」 エリカの勤めるショップはチェーン店なので情報が入ったらしい。 俺は次の日さっそく 12Rを見に行った。 前へ |次へ |
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