《MUMEI》 *+* 「来てくれたんだ──」 「約束は、ちゃんと守らなきゃね」 ボクが言うと 希は 小さく笑って 夜空を 見上げた。 「ねぇ、彗──」 「ん?」 「不思議だね、何か」 「不思議‥?」 「だって──遠い、遠い向こうにキミはいるのに、離れ離れになっても、またこうして出逢えたのは本当に不思議だなぁ‥って、あたし思うんだ」 「ボクはね、こう思ってる。ボク達が再会出来たのは、偶然じゃない‥って」 「ぇ‥?」 「離れ離れになっても、また必ず、ボク達は出逢える。そうじゃない?」 *+* 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |