《MUMEI》

「いったい、どっちなの!?


…行くなって言ったり、行けって言ったり…!?」


電話を切るなり、ドラミはニアに食ってかかった…!



しかしニアは意に介すこともなく早口で巻くしたてる…。


「時間が無いので、手短に説明します…


…今のやりとりから、のび太の父親が既にキラの手に落ちている可能性が高いことが分かりました。


おそらく……99%間違い無いでしょう。」



二人の間に“緊張”という名の糸が、ピンと張りつめた――…。

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