《MUMEI》
事件
事件が 起きたのは、4限目になる前の 休み時間。


「キャャァァ〜〜!!」
理科準備室内から 悲鳴が 聞こえた。


ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜…


救急車が サイレンを鳴らし 学校へ来た。


「理科準備室で…なんかあったぞ!」


「相原が…」


理科準備室は 人だかりが 出来ている。


先生達が 口々に
「生徒は 教室へ 帰りなさい。」
と 叫ぶ。


救急隊員によって、白い布をかけた タンカーが 運び出される。


廊下にいた 唱と貴士の 前を通り過ぎようとした時〜窓からの風で 布が捲れた。


「うっ…」「ギャ〜」その場を 目撃した者は、気分を害した。


焼け爛れた 人間の 身体

詳しくは、硫酸を 頭から 被り 焼け爛れた相原 千鶴 の 遺体。


吐き気を抑えながら、唱は また 起きてしまった 偶然に 震えていた。


否…偶然なんかじゃない。私だ。私が望んだ事が 現実になったんだ。

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