《MUMEI》

あっという間に二人平らげた。




食後とコーヒーの苦味の後だからさっぱりしてめっちゃうまかった。



「なあ惇、しかしこのストローぶっといよな〜!」



「粒モチが詰んないようにだろ?―――」




ストローの下を摘んで上からチュウチュウ吸って舌先に付けてみる。



「お〜!くっついた!スゲ〜!!」



異常に喜んでいる裕斗。
俺は直ぐにポコっと外し

「子供の時やんなかった?」



「やんなかった!始めてみた!どうやんの?」




やり方教えて裕斗も挑戦しだす。



つか挑戦なんて大袈裟なモンじゃねーけど…。




一回失敗して二度目でくっついた。




真っ赤な舌をべーっと出したまま、笑顔が何故かしんないけどだんだん真顔になってきた。




少ししてチュポンとストローを外す。



「――どうかしたのか?」




やっぱ冷静に考えたら20歳の男がする遊びじゃない。



変な事教えちゃったかなあ…とアイスコーヒー飲みながら思っていたら




「なあ、この感触…フェラのとき割れ目に舌先入れてレルレルしてる時のと一緒じゃね?」


「ぶっつ!!!――ケホ…ケホケホ!ば、何言って…〜〜〜!!」




裕斗は俺がむせる事なんか気にも止めない様子でまたストローを舌先に付けた。

「うん、一緒!」




ニッコリ満面の笑顔!!



「ね、似てない?」



「知るか〜!そんなんしたことあるか!!!」



「え〜やんないの〜?隆志にやってあげてないんだ〜?
かっわいそ!意外と割れ目ってキモチ良いんだぜ?」










穏やかな気持ちがぐったりしてきて…、




俺は深く大袈裟に溜め息をついた。









「ンン、…チュッ……ふぅ…」





「惇…、イイ…はあ…」





隆志の股間に頭を埋めてフェラを頑張る俺。




ふと日中のストローの事を思い出し試してみようかと好奇心が湧いてくる。




「あっ!そ…れ…スゲエイイ……始めて…」





隆志に頭を優しく撫でられて…――やべ…似てるかも…。




「惇にもしてあげるよ」








――ああ、マジでイイかも……。

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