《MUMEI》
帰路
貴士は 私の問いには 答えずに、
「教室へ帰るぞ。」と告げた。


さっき 校内アナウンスで 昼からは休校にする。とあった。


「唱、ここで 休んでろよ、荷物持ってくるから 一緒に帰るぞ。」


「うん、ごめんね。貴士。」
貴士は 心配してくれたのだ。皆の態度が 悪意に なってるかもと…。


貴士が 出ていってから、自分なりに 今までの事を 整理してみたが、さっぱり分からなかった。


頭打ったのが 悪かったのか?元々私にあった力なのか?


暫くして 貴士が 鞄と靴を 持って来た。


「靴まで?」


貴士の話によると、皆はやはり 私を 気味悪がっているらしい。


佐和の事件も 私のせいになってると…
「そんな…」


「噂ってさ、恐ろしいよな。で 裏から 帰ろうぜ、人に会わずにさ。」


私達は 急いで 皆の普段使わない 裏門へ走った。


幸い誰にも会わずに 学校を後に出来たので私は ホッとした。


何事もなく、家まで 帰り着いた。


「唱〜俺 一旦家に帰って すぐ お前ん家 行くから。」


「うん、じゃ後でね。」

貴士が 家に入るのを 見て 私も 家に入ろうとした、その時、

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