《MUMEI》 あの人「はあぁ〜ぁ。」 公園で 楽しそうに遊ぶ、悲と暗 そして、鶴野を 見詰めながら 哀は 溜め息をついた。 …あの人の仕業に 間違いないわ。 財布、ATM、まったく…。 いつも こうなる。そして 私の前から 逃げていってしまう。 …鶴野さん、結構 本気だったんだけどな、悲や暗も 珍しく 好印象だし…。 その時 哀の携帯が 鳴った。 ピッ… 「はい、…」 相手は あの人。 「いい加減にして、今すぐに 元通りに してよ。じゃないと、怒るわよ。」 哀は 静かな怒りを 込めて 言い放った。 「もう、次の行動 起こしちゃたもんね〜♪し〜らないっと!」 プツッ…ツ-ッーーー あの人は 言うだけ 言って 切ってしまった。 …次の行動?まさか?哀は、嫌な予感がした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |