《MUMEI》
フリーズ三度目!
「あ!帰って来た。」三人 同時に 叫んだ。

「やっぱり…」
これも 三人 同時だった。聞かなくても 分かる。


「あ〜ごめんね、なんか ジュース 買えなくてさ、ついでに お金も 落としたみたいで…。」


俺の 言葉に 三人共に「ごめんね。」と呟いた。


何故 「ごめんね」 なのか 分からない俺…


そして、何故か 落ち着きがない 哀ちゃんの 提案で 俺の 部屋に 帰る事に なった。

そこで また 本日 三度目のフリーズを 体験する事になる。


マンション前まで 帰り着き ふと 駐車場を見ると 俺の車がない。なんで?


「やっぱり…」
哀ちゃんは 俺の手を 引っ張り 部屋へ急ぐ。


そこで 見た物は〜何にも 無くなった 俺の部屋。


もともと 物は少なかったが、跡形もなく 消えている。


そして 俺は 途方に暮れた。


頭の中で 院長先生の 前向き、前向き の声が こだま した。

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