《MUMEI》

二人はドアの向こうに消えようとする直前、豪火に包まれる野比家の方を振り返った。



「―――…パパさん…。


…助けられなくて、ごめんなさい…。


…必ず………


…キラを捕まえてみせます…。」



…ドラミは悲しみを押し殺すような小さな声で呟いた………。





―――…パタン……


どこでもドアが閉まると、やがてそれは虹色の光に包まれる…。



その光が小さくなると、一瞬にして虚空に消えた。





―――…だが…



その一部始終を見つめる視線があったことに――…



…ドラミとニアは気付くことは無かった…。



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