《MUMEI》 貧乏神の娘「鶴野さん、ごめんなさい。」 いきなり 哀ちゃんが 謝る。 「??」 「私のせいなんです。財布が無くなったのも、お金が 下ろせないのも…車も部屋も。」 …ポロポロ と涙を流す 彼女。 「ちょ、ちょっと、なんで?そうなるの?」 悲と暗も 泣きそうな顔で 俺を見てる。 「実は私、貧乏神の娘 なんです。」 「はい?なんですと…貧乏神とな?」 「え〜と、それ今 流行ってるのかな? こりん星のお姫様 とか 不思議ちゃん系、貧乏神の娘って また斬新な設定だね(笑)」 俺は 出来るだけ 明るく 対応したつもりだった。 「お兄ちゃん 馬鹿?」 双子が 口を揃えて 言った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |