《MUMEI》 昔むかし…昔むかし、東洋の島国の 永遠(とわ)という国 のお話… 永遠の国に 藤井山(ふじいさん)という山ありけり、山の裾野に樹海が 在りました。 そこに、ミダイさんと言う 年増女 と 七匹の タヌキが 仲良く 住んでいました。 ミダイさんは 毎月 お城に 年金を 貰いに 行って 1日留守に していました。 今日も 年金を 貰いに行く日です。 「タヌキ達〜私が お城に 行っている間、誰も 家に 入れては いけないよ。よく確認して、間違えても、あの芋好きには、気を付けるんだよ。」 「は〜い、いってらっしゃい。」 タヌキ達は 元気良く 返事をした。 ガチャリ…。鍵をかけました。 暫くは 何事もなく 七匹で 遊んで いましたが…。 …トントン、 「……」 …ドンドン 「……」 …ドガッドガッ 「この 激しい 叩き具合、ミダイさんかな?」 タヌキ達は ドアの外の 人物に 話しかけました。 次へ |
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