《MUMEI》
騙されないぞ!
「暴力的な アナタは 誰ですか?」


「私は ミダイよ、入れておくれ。」


「ウソツキ、ミダイさんは そんなに 可愛い 綺麗な 声じゃないよ。」

「そうそう、もっと しわがれて、婆さんみたいな 声なんだよ。」

…ミダイさんの声って(泣)


ドアの外の人物は ドアに 蹴りを入れて 帰って行きました。


「あれって…あの人かな?」

「だよね、怖いね。」

暫くすると…


ドガッドガッ…
「わたしミダイよ、入れておくれ。」


「あ、この しわがれて、婆さんみたいな 声、ミダイさんだよ。」


「ちょっと、まて。」

「髪の毛を 見せて。」


ドアの隙間から 黒々とした 美しい 髪の毛が 見えました。


タヌキ達は 声を揃えて 言いました。
「ウソツキ、ミダイさんの 髪の毛は 傷んで 白髪が いっぱいの髪の毛なんだ。」


ミダイさんの 髪の毛って(泣)


ドアの外の人物は 体当りして 帰っていきました。


「やっぱり あの人だね、間違いない。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫