《MUMEI》 「…………ウェッ ぐぇ、ぺっ 」 流水音と不快な嘔吐が聞こえてきた。 蛇口で酔っ払いが吐いている。 何か、酔っ払いは抱えているようだ。 そう、あれは ………………三角コーン。 「うぇぇえ……」 また吐き出すのかと思ったが三角コーンを頭に被りながら転がった。 泣いているようである。 まさかとは思ったがこの酔っ払い、以前の公園で淫行やらキスやらしていた淫乱男だ。 ……関わりたくない。 「ア゛ア゛ア゛!」 被っていた三角コーンを絶叫しながら投げ付けられた。逃げようとしたら三角コーンが当たった。 痛い、 傷が、増える。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |