|
《MUMEI》 ◆◇◆ 「───────」 雪兎が帳を被るようにしながら外を見ている。 琥鬼、風牙は黒手毬を放って遊んでいたのだが、狐叉に咎められそれを止めると、雪兎と並んで彩貴達の帰りを待つ。 「来ないなー」 「来ないなー」 すると黒手毬もそれに倣い雪兎と琥鬼の間に入った。 四匹の仲睦まじい様子に、夜桜は笑みを絶やすことがない。 狐叉は珍しげに彼女を見上げていた。 すると。 「あっ、帰って来た！」 雪兎、琥鬼、風牙が同時に叫んだ。 ◆◇◆ 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |