《MUMEI》
打出の小槌
ミダイさんとタヌキさんはジリジリと 追い詰められます。


「ミダイさん〜。」
怯える タヌキさん。


その時、ミダイさんの 眼が キラリン と光ります。


懐から 取り出した物を 白雪姫に 向かって振り下ろします。


「あっ…」
白雪姫と タヌキさんは 叫びます。


ズ、ズズズズ…
みるみる内に 大きくなる 白雪姫!


「ヒイィィ〜〜」


「ミダイさん 何してるんですか?」
僕を 殺す気 ですか?タヌキさんは 本気で 怒ってます。


「あ、間違った。」


ミダイさんは 「打出の小槌」 を 握りしめて 笑ってます。


「反対だった。」


「アンギヤァ〜!!」白雪姫 もはや 怪獣化 しています。


「ミダイさん、早く なんとか して下さい。踏み潰されちゃいます。」
焦る タヌキさん。


ミダイさんは 打出の小槌を 振り下ろします。


シユルルル…
あっという間に 白雪姫は 小さくなっていきます。


「今だ!」
親指ほどの 大きさの 白雪姫を 捕まえ 茶筒に 入れました。


「やったあ〜!!」

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