《MUMEI》 いつの間にか武の頬を流れていた涙の跡を、暮れてゆく夕陽が照らし出していた……。 やがて―――… 「うぅッ」…ブルブル…! 武は、深秋の肌寒さに、ようやく我に帰った。 そして、家路につこうかと辺りを見回したとき――… 「――…あれ…!?」 武はある大切なことを思い出した。 「――…ジャイ子…あれ?…ジャイ子は!?」 一緒に家を出た筈の妹の姿が、忽然と消えていた――…。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
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