《MUMEI》
狸神
白雪姫は 茶筒の中で 暴れています。


二人は 無視して、狸玉で 狸神 を 呼び出す事に しました。


タヌキさんと 6個の 狸玉 を 並べると…


空が 暗くなり 稲光が 走ります。


ドガアァァ…ン!!
辺りが 光に包まれます。


ガラガラ、ゴトン!


現れたのは…信楽焼の狸の置物(笑)


「なんじゃ こりゃあ?」
ミダイさんは 叫びます。


どうやら 失敗のようですね、やっぱり。


「あの…もしもし。」突然 狸の置物が 喋り出しました。


「儂、狸神 なんですが…」
遠慮がちな 神さまです。


「何の 御用でしょう?」


ミダイさんは 願いを 伝えます。


「私に 永遠の 若さと美しさを…」


…え?ミダイさん、願いが 違いますが?


「……」狸神は無言で抗議。


「ちっ…じゃあ タヌキさん達 を 生き返らして下さい。」
渋々 願います。


「うむ、わかった。」狸神は 頷くと ポンポン と腹鼓を打った。


信楽焼の置物は 壊れて 中から 7匹の タヌキさん達が 現れました。


「ミダイさん〜ありがとう!」

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