《MUMEI》 あれだけ嫌だと言ったにも関わらず… なぜか今、私はエリカの彼氏との待ち合わせ場所に向かっている。 結局こうなるんだから腹が立つのよ!(*'へ'*) しかも遅刻しそうだし… エリカのバカっ!! 私はイライラしながら、電車を降りてすっごいダッシュで改札を出た。 改札を出てすぐ、 あれ…? あのお婆さん… 人に何かを尋ねようとしては無視され、オロオロと困っているお婆さんが目に留まった。 時計を見ると、すでに待ち合わせの時間… どうしよう… あぁーでも時間ないし。 後ろ髪を引かれながら、その場を立ち去ろうと足を踏み出したものの、 あぁーダメ、気になる! って、結局お婆さんの元に駆け寄った。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |