《MUMEI》

ドラミは吐気をもよおすようなニアの話を黙って聞いていた――…



「今回のキラの行動を予測するのは、とても困難かもしれません。」


ニアは目を閉じて首を横に振った。



「…Mr.ニア……貴方にしては随分弱気ね……。

…何故そう思うの?」


「それは、相手が子供だからです――…

子供は、思いつきで行動するものです―――…。

どう転ぶか分からない相手の行動をどう予測するのですか…?」



彼は肩をすぼめて両手をひらく欧米人らしいジェスチャーを見せた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫