《MUMEI》
無題
ロスト中尉
自分の使った機体を見る。「ちっ。」
舌打ちする。
「どうしたんですか?」一人の整備士が声をかける。
「いや、ちょっとな。」

「この機体で戦えたなんてそれだけでかなりのものですよ。」

ロストが返答を探す前に整備士があるファイルを渡す。
「これは?」 急に渡されたので軍の除名通知でも来たかなんて思いながら、受けとる。

「!!!」「これは?」 驚きを隠せないロスト。
「君の設計かい?。金。」
「はい。」
「こんな技術いったいどこで?」
そのファイルにのっていたのは、BILと同じ核エンジン搭載の新型機体の説明だった。
「秘密ですよ。」
薄笑いしながら答える金。
「この機体、あなた専用です。」
唾を呑むロスト。
「核エンジン搭載型ですので、BILに劣らないパワーの機体です。」

ロストが驚いたのは、核エンジンのことではなく、この機体、ステルス及び、誤認レーダー機能装備だからだ。
武器には剣銃一本と、すくないが、ロストは不満に思わなかった。。


「まだ造って無いですが、早めに完成させます。」
金が言う。

ロストは呟く。
「FALSESTか。」



ジャイアント本部

「カレラから同盟承諾文が届いた。」
「政府軍。」

ジャイアントが言う。
「これより我々は政府軍を名乗る。」

「アンサーとの全面戦争を開始する。」

歓声があがる。

そして、その後の取り決めにより、政府軍は各地の地方軍、六個の中央軍に分けられた。
中央軍には、主にエースパイロット、新型が配備された。

新型とは、Drヘルが開発したRP-ネオである。

そして中央軍にはある特権がある・・

民間人を任務上で殺害しても、その責任は、問われない。



アンサー本部
薄ぐらい会議室のような空間で15人ぐらいの代表が、話し合う。
そんななか、アンサー代表者アン=マケインが話し出した。
「政府軍が構成されました。」
まだ10代だろうか、おどけない表情の彼女は話し出す。
「今、召集している部隊はどれくらい揃いましたか?」
アンは聞く。
「残るはシーズニクス率いるアンカーのみとなりました。」
ある幹部が答える。

「早急に帰還させなさい。」
「ははぁ。」


アンカー内

「本部から至急帰還せよとのことです。」
シーズニクスは言う。
「エンジン出力あげい。」
世界はまた少し動き始めた。

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