《MUMEI》 この命は、1度弾けた。 戦慄迫る日々の記憶が、処理仕切れず今も後遺症の様に残っている。 風景は日常を取り戻し、不器用で懸命な生活が始まりを迎える。 生きる。 瞬間的な喜びを噛み締めながら。 支えてくれた方々は数知れない。 絶望と悲しみを共有した日々。 今、それぞれの思う「解放」 に向かい歩み出している。 叔父さん、叔母さん、従兄弟、友人達、職場の全ての方々、巡査、縁有って知り合えた皆様へ本当に感謝しています。 あなた達の支えが、オレを前に向かう覚悟を決意させてくれました。 キミへ、 日々弱っていくオレの魂には、キミはとても心強かった。年が離れている事を忘れさせるくらい、キミは大人に見えた。不安と焦燥感でキミにあたる時もあった。辛い経験をさせてしまった。それでも、全身全霊で励まし、勇気を与え続けてくれた。 絶望色に染まった日常に、戻る事の出来ない日常にキミの優しさが際立った。 寂れたこの胸に、一輪挿しの如くキミの存在が煌めいた。 ありがとう。 心から。 生きる事は、失い続ける事。 大切なものは、離すな。 これは遺書ではない 生きて再び、美しい朝日を覗むための第一歩にすぎない。 前へ |次へ |
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