《MUMEI》

翌日…


私は高校時代の先輩で、実はオカマで今は美容師のヒデさんの店にいた。


「はっ?それであんたその男とデートしたの?」


「うん…」


ヒデさんは私の髪を切る手を止めて、


「あんたって本当にバカねぇ〜」


と、ため息をついた。


「いい加減エリカの影武者やるのやめなさいよぉ」


「だって…」


「だってじゃないわよっ!たまにはノーって言いなさいよっ!バカ女っ」


ヒデさんは容赦なく、


「バカ!ボケ!アホ!」


暴言を吐きながらハサミで私の頭を叩く。


「ちょっ、やだっ、ヒデさん痛いよぉ〜(*_*)」

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