《MUMEI》
貧乏神登場!
ガランとしてる 俺の部屋。


哀ちゃんは ツカツカと クローゼットへ 近づく。


…バ〜〜ン!!って 壊れます、俺ん家のクローゼット。


…何が あるんですか?哀ちゃん?


「パパ、出て来なさい!」
クローゼットに向かい叫ぶ、彼女。


…本気だろうか?


暫くして、何やら 人の気配…。


クローゼットの中から 現れたのは…


灰色のボロボロの マントに 身を包んだ、ウダツの上がらない 貧相な顔をした リストラ前の サラリーマンの様な男だった。


「紹介します、私の父、貧乏神〜貧乏 赤字(びんぼう せきじ)
です。」


彼女が 男の首根っこを 掴まえながら 俺に 紹介した。


「はじめまして。」
俺は 取り合えず 挨拶した。


貧乏神は 俺を 無言で 睨みつけている。
なんなんだ?全く 意味不明。

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