《MUMEI》 「とにかく、あんたイメチェンしなさい」 そう言ってヒデさんは、私のロングヘアーを肩までバッサリと切った!? 「ギャッ(゚□゚;)、ヒデさん切りすぎっ!!」 ヒデさんは慌てる私なんか無視して、 「吾朗、巻くの手伝って」 と、今度は勝手にパーマの準備。 「私、どうなるの…?」 「エリカの影武者にならないようにするの!」 ヒデさんは鼻唄なんか歌い出して、楽しそうに私の髪を巻いていく。 そんなヒデさんの横で、吾朗くんは、 「ユリカさん、かなり可愛くなると思いますよ!!」 なんて嬉しいことを言ってくれる。 思いもよらない展開に戸惑いながらも、私はワクワクしていた。 前へ |次へ |
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