《MUMEI》

ハアハア…
追いかけて 来てないかな?

「に、逃げてしまった。」


…どうしょう?
私 何をしたんだろう? ダメだ〜。分かんないや。


取り合えず 帰ろう。
靴箱へと 向かう。


「……」靴がない。


スリッパで 帰ろう。


「ん?あれは…。」
柱の横に 私の靴が…


走りより 靴を穿く。
と 横の柱から 手を掴まれた。


「無事 捕獲〜♪」


「み、瑞乃くん!」


「酒井、忘れ物。」
鞄を 渡された。


「お礼に 僕に付き合ってね。」
ニッコリと 微笑む。


「はい。」と言うしかない私。


瑞乃くんは 私の手を 握ったまま 歩きだす。


向かった先は…裏庭だった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫