《MUMEI》

四角パス。


キーパー練。


下から2、1。


ポジションシュート。


ハーフの3対3。


全部の練習に参加。


今日は特にポジションシュートに力を入れた。


ユキヒロ、峰田の両45に下を身に付けさせる為、相変わらずの上禁止。


決定力に欠ける椎名は、ひたすらロングシュート。


ポストの沖にはシュートの確実性を求める。
どんな体勢からでも打てるようひたすら打たせる。


日高、関谷の両サイドは角度のない位置からのシュートも打てるよう、実際にディフェンスを置いて打たせた。


全部のポジションに言えることは、


ひたすら打たなければ身に付かないということ。


偶然やまぐれで入るのは、自信に繋がる。


しかし、いざというときにシュートを決める為には、ひたすら打つしかないのだ。


(ホントは千秋にも打たせたかったんだけどな…)


まだポジションの決まっていない千秋。


だからこそ、どこからのシュートが一番入るのか?
確かめたかった。


「あい。じゃ〜外集合〜!!」

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