《MUMEI》
スカイハンド
ハンドボールプログラムで、練習試合の予定を繰り込んだ。


春休みも残り少ない。


学校が始まると僕も毎日来ることができなくなるかもしれない。


専門学校ってのは意外に休みが少ない。


こういう時大学が羨ましくなる。


「明日はどことですっけ?」


「明日は西条高校の同好会だな。」


「あ〜、そうだそうだ。」


「翔太。バイト大丈夫なの?」


「え?フツーに大丈夫すけど?」


「ふ〜ん…」


「何でですか?」


「いや、派遣だとさぁ、好きな時にやれると思ったけど、実際春休み中全然行ってないし、やべ〜なって思って。」


「あ〜、なるほど…」


「考えてみたら僕が暇なのって大体夜なんだよね。」


「そっち系探すってことすか?」


「そうしよっかなぁ。居酒屋とかなら学校近くにいっぱいあるし。」


「大変じゃないすか?」


「ま〜ね、テストの時とか休みもらえなかったらやべ〜わ。」


「あ〜、クロさん来年卒業ですしね。」


「でも金は必要だし。真面目に考えよっかな〜。」


「そういえば春休みいつまでなんすか?」


「7日…、いや6日だったかな?」


「え?じゃああと10日くらいじゃないすか?」


「だね〜。高校と違って宿題とかないからい〜けど。」


「専門も大変すね〜。」


「あ〜、4月なったら忙しいんだろ〜なぁ〜。」


「市民体もありますしね。」


「…あ」


そうだ市民体。


4月の最初の方にないっけ?

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