《MUMEI》 気づくと鏡の中の私は、いわゆるモテ系な感じの女の子に変身していた。 「なんか雑誌に出てきそうだよね…私…」 鏡の自分を見てニヤニヤしてると、吾朗くんが床の髪の毛を掃きながら、 「ユリカさん、一気にあか抜けましたねぇ〜」 と、驚き顔。そして… 「さすが店長!!」 って…ヒデさんかいっ!? そんなヒデさんは満足そうに微笑んで、 「ユリカはいつも耳に髪をかけてダサいでしょ。だから耳にかけても可愛く見えるようにしてみたのぉ〜」 と、さりげない言葉の暴力で私を傷つける…(-_-) でも…なんだか嬉しい。 「どう?満足した?」 「とってもo(*^▽^*)o」 私は飛び跳ねるように席から立ち上がった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |