《MUMEI》

それは 草加さんが 風邪を 引いて 休んだ日の ホームルーム。


議題「篠塚 草加 の秘密」


「え〜では 証言を どうぞ。」
委員長が 司会を始まる。

証言 A「はい、私は 頭が痛い時、草加さんが 優しく 頭を撫でてくれ、痛みが 消えました。」

証言 B「僕は 足を 怪我した時、草加さんが 足を 触ってくれて、痛みを消してくれました。」

証言 C「私の場合も 胸の痛みを 消してくれました。」


「と この様に 日々 クラスの皆は 草加さんに 守られています。草加さんは、メディカル、エンジェルです。」


「僕らが 草加さんに してあげられる事は 何か?意見は ありませんか?」


「はい、草加さんは 力の事を 何故か 隠しています。だから 私達も 気付いてない振りをしてあげたら どうですか?」


「異議なし、賛成。」

「あと 何か ないですか?」


「はい、草加さんは 自分の痛みは 消せないみたいなので、もし、草加さんが 痛い時は 皆で 草加さんを 助けてあげたらと 思います。」


「異議なし、賛成。」

こうして クラスに 2つの 決まりが 出来た。

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