《MUMEI》
無題
アンサー[アンデス]
到着後すぐに、シーズニクスは、会議に参加した。
会議では、他の席に、アンサー第2艦隊クエスチョンのT=パラス小佐、また第四艦隊トレーザンのT=スン大尉など、アンサーの右腕、左腕となる艦長、パイロット、たちが集まった。

そして、中央の席には、アンサー代表、アンが来た。

「では、始めましょう。」アンが切り出す。
「謎のテロリスト、政府軍の結成、世界は、どんどん変化を遂げてきています。しかし、我々の敵は、まだ消えてはいないのです。」
一度一呼吸おき、また話し出す。
「早速ですが、これからの我々の行動を説明します。」

「まず、我々が何日も、この基地にいたのでは、政府軍に見つかるのも時間の問題でしょう。そこでです。我々は、戦力を分散させます。まず第1艦隊、アンサーは、ここから旧ロシアへ、第2艦隊、クエスチョンは、旧中東へ、第3艦隊、ピースは旧中国方面へ。」一度区切るアン。
「以上の3艦隊により、政府軍の戦力を政府軍本部旧ワシントンからどかせます。そして、そのガラ空きとなった、旧ワシントンへ、我々第四艦隊トレーザンは攻め込みます。」

一同は、一旦静まり返った。
その静寂のなか、何人かが呟く。
「劣り作戦か。」

その後、簡単な質問を繰り返した後、会議は終わった。

アンカー機体収納庫

趙大尉の機体、青いカラーリングのぺティ、その側に、量産型ぺティが並ぶ。
そんななか、やけに整備士が二機の機体を見ている。ビルだ。

そんな様子を上から見ていた、神威とジャックのもとにシーズニクスが来た。

「お前らのこれからについてなんだが、」
シーズニクスが話し出す。
二人は、まるでその話だとわかっていたかのように、何も動じない。

「これから、お前ら二人は、第3艦隊、ウキョウ=ヨコイ中佐の艦で、旧中国へ向かってもらう。」

「明日には、ここを出港する。だから早めにお前らのドールウエポン[機体]を移動させておけよ。」
それだけ言い残し、シーズニクスは、どこかへ言った。

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