- 無銘文庫

《MUMEI》

｢そうだね。｣

塁羅はチョコの背中に乗った。

チョコは塁羅が乗ったのを確認したあと歩き出した。

｢ねぇチョコ、チョコのご主人様ってどんな人？｣

｢ワウ？｣

｢チョコのご主人様は優しい人？｣

｢ワン！｣

チョコは元気良く吠えた。

塁羅はチョコの頭を撫でてあげた。

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