《MUMEI》 「なーんだ、それだけ?」 私の話にエリカは拍子抜けしている。 一体、何を期待していたのやら… 「そ、おばあちゃんを案内しただけ」 「はぁー、危ないとこを助けてもらったとかさ、もっとロマンチックなのを期待してたのに…」 あれだけ無理矢理に聞き出そうとしたくせに、ケチつける気かしら…(-_-) 「とにかく次に隆二くんと話す機会があったら、『あれは妹でした!』って話してよね(*'へ'*)」 私はエリカに念を押した。 それに対しエリカは、 「分かってる!じゃ、ありがと。部屋に戻るわ」 鬱陶しそうに返事をしてから、私の部屋を出た。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |