《MUMEI》
母親放棄、娘を殺すとき。
娘が成長して、保育園に預け、半分子育て放棄だと、思いつつ、仕事復帰を果たした。24時間、子供と一緒にいる母親はすごいと感心する。生きている生物を一日扱うなんて、私には無理だ。生後3ヶ月、夜中のおっぱいやらおむつやらで、泣き出す娘に、私は魔が差して、投げ付けたくなった。(投げつけ死んだら私は楽になる。) 毎昼間、毎晩、泣き付かれ私は初めての子育てにまいっていた。もう、降参!死んでしまえ!  この思いが届いたのか、横で寝ていた、旦那様が起きてしまい。何も言わず娘をあやしてくれた。 「夜中は大変だよね、手伝うから、俺を起こしていいよ」 そう、一言。
神の助けだった。私は娘を殺さなくて済んだ、私が殺人犯にならなくて済んだ瞬間だった、危機一髪。
そのあとは優しい旦那様に頼み、睡魔に飲み込まれた。
だから、一日子供と一緒にいる、女性はすごいよ、毎日三食作りながら、生物を成長させるなんて。私は朝から夕方まで放棄した身分なので‥

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