《MUMEI》

「かなた〜おせぇぞ〜」
「んっ…ぁ…寝てた…///」

寝ていたらいつの間にかお昼になってて、デートの約束をしていた武が時間になっても来ない俺を部屋まで迎えに来た。

「ん〜ぅう…熱いよ…///」

朝はゾクゾクしてたのに、だんだん今度は身体が熱くなってきた。

「何だよ寝てんのか…どうした?」

武はベッドの端に座ってくると、布団をちょっとめくって俺の顔を覗き込んできた。

「顔真っ赤だぜ〜風邪か?…大丈夫かよ?」

普段では聞いたこと無いくらい、優しい低い声で俺に話しかけてくる。

それが恥ずかしくすぐったくて顔を手で覆って隠すと、その手を捕まれて外されて、武は俺の額に額をくっつけてくるとチュッとキスしてきた。


「んん〜っ、武もキスしてくるの〜うつっちゃうよぉι」
「も?…またはるかの野郎としてたのかよ」

いつの間にか武が布団の中に入ってきて、汗をかいた俺の寝巻きを脱がしてきた。

「やぅう〜///こんな時にエッチはダメなの〜///」
「こんなに汗かいてるんだから着替えろよ」
「う…うん…///」

やだな…俺なんでいっつもエッチな事考えちゃうんだろ…。
今日は熱っぽいから、ちょっといつもより武に触られると気持ち良くなっちゃう…。

だっていつもが…凄いんだもん///



「うぅん…や///」

上を脱がされて、下のズボンに手をかけられて下着ごと下ろされそうになる。

武の手が俺の肌にちょっと触ってくるだけで…気持ちいぃよ…///


バスッ!


「いてっ!…んだよ!」
「うるせぇんだよ…本が読めねぇだろうが…」

布団から顔を出して見てみると、はるちゃんが武にケリを入れていた。

「うるさくしちゃって…ごめんねはるちゃん…」

半分ぐらい裸にされて横たわりながらはるちゃんに謝っていると、頭がぼんやりしてるからだろうか、分からないウチにはるちゃんにベッドから引っ張り出されて着ていたものを全部脱がされてしまった。

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