《MUMEI》

何時間寝てかは分からないが、気持ちよく塁羅は目覚めた。


体の伸びをして、立ち上がった。


チョコも塁羅が起きたのに気づき、目を覚まして立ち上がった。


「チョコ、おはよう。」


「ワン!」


「チョコのご主人様を探しに行こうか。」


「ワン!」


塁羅はまたしても飛んでチョコの背中に乗った。

「あっちに向かって。」


塁羅は斜め右を指した。

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