《MUMEI》

チョコは塁羅が指した方向に進んでいった。


この
方向に街があるはず
本当は街には
行きたくない…


近づくに連れて
僕は不安と恐怖に
かられる


何年ぶりだろう…
10年ぐらいぶり
だろうが…


「ワンワ〜?」


チョコは塁羅に、どうしたの?と聞いていた。


「あっごめんね…。心配させて大丈夫だよ。」


しかし塁羅の顔は血の気が失せていた。

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