《MUMEI》
危険な賭け
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―――……2日後…。



晴れ渡る秋空の下、ドラミは一人で練馬区の住宅街を歩いていた。



ただ――…


その様子は“散歩”と呼ぶには、余りにも不自然な雰囲気に満ちていた。


ドラミは歩きながら周囲に対する警戒を片時も解くことは無く――…


その目は険しく緊張感をみなぎらせ、周囲を睨みつけていたのだ。




「あー!ロボットだぁ!(笑)」


その時、道行く子供がドラミを指差して笑いかけた。



それは母親に手を引かれた幼子だった。



幼子は愛敬あるドラミの容姿に、親しみをこめて指差したのだが――…

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