《MUMEI》 フラストレーション赤高対西条。 後半が始まろうとしていた。 「スタートは前半と同じだ。」 「はい!!」 クロは選手たちに、変わったディフェンスはいらないということ。 西条のディフェンスが足を使って1対1を誘導していることを選手に伝えていた。 一方西条ベンチ。 「もう手を抜く必要もないわ。本気で行ってきなさい!!」 「はい!!」 星野は、 相手の油断を誘うこと、 自分たちのペースに持ち込むこと、 赤高の力量を探る為、 様々な理由のもと選手たちに力を抜かせていた。 「ピー!!」 「さぁ…」 「さぁ…」 「行ってこい!!」 「行ってきなさい!!」 前へ |次へ |
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