《MUMEI》 「疲れた〜。」 「前半ヤバかったな。」 着替え終わった選手たちが更衣室でクロを待つ。 「がちゃ」 「おっし、準備出来てる?」 「あ〜い。」 帰り際、最後のあいさつ。 「ありがとうございました!!」 さて、帰るか。 「黒田くん。」 星野だ。 まだ何か? 「なんすか?」 「西条は4月から部に昇格するわ。」 「…そうすか。」 「次は市民体で会いましょ。」 「…会うだけなら。」 「?」 会うだけなら、出来るけど、戦うのは難しいだろうな。 お互い勝ち進めるとは思えないし。 「じゃあ。」 「お疲れさま。」 「ふぅ…」 タバコに火をつけた。 「クロ、たぶんここ禁煙だぞ。」 「え?、あ、やべ。」 急いで車に乗り込む。 恭介と翔太を乗せて、西条高校を後にした。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |