《MUMEI》

ある日曜日…


平松学園 二年B組 学級委員長 平田 平(ひらた たいら)は 散歩がてらに 本屋へ歩いていた。


ふと見ると 河川敷に 見覚えのある人影が。

…草加さん?何してるんだろ。


「お〜い、草加さん。」
平田委員長は 手を振り 駆け寄った。


「おお、委員長。」


「何をしてるんです?」


「ああ、家の ぴよ に草を 摘んでいたんだ。この草が 好きでな。」と、手に持った草を 見せる。


…く、草?やっぱり 草加さんて、面白いな〜。
心の中で 呟く 委員長であった。


「ぴよ って ペットですか?」


ニッコリ笑って 頷く 草加さん。


「そうだ、委員長。暇なら 家に 見に来るか?」


「え?草加さん家に?是非 参りましょう。」
実は 草加さんの私生活に 興味があった 委員長、二つ返事で言った。


二人は 仲良く 草加さん家へ 歩いた。

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