《MUMEI》
楽になると出来る事
「ちょっ…?もう…ヤッ…」

(何で!?)


いつもは寝かせてくれるのに、三度目が終わってからも俊彦が唇を重ねてきたから、私は慌てた。


「ッ…」


軽いキスかと思ったら、長い上に…


ビクン!


胸の愛撫まで再開されて、私の体が大きく震えた。


「なっ…ンデ?」


「昼間蝶子が言ったんだよ」


?


私は、快感に震えながら俊彦を見上げた。


俊彦の手には、新しい避妊具が握られていた。


ビッ


俊彦が、待ちきれないように口で封を切る。


(嘘、もう一回?)


「あ…したっ…仕事っ」


「配達無いから、自転車乗らなくていいし…

大丈夫だよ」


グッ


「アッ!」


前の余韻があったせいか、私の体はあっさりと俊彦を受け入れた。


「夜っ…こうやって、できるなら…昼、寂しくても我慢、してあげるよ…」


「ンッ…アァ!…も…無理だよぅっ…」


俊彦の腰の動きは四回目だというのに、全く衰えていなかった。


それに対して私はもう終わったと思っていたので、かなり、辛かった。


「…クッ…ッ」


俊彦が四度目の絶頂を迎えた時


私は、かなり久しぶりに気絶してしまっていた。

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