《MUMEI》 翌日、腰が痛かった私は俊彦に車で『クローバー』まで送ってもらった。 「大丈夫?」 「じゃない」 私は俊彦を睨んだ。 「今夜は?」 「…しない」 「本当に?」 「無理」 たまには全力で拒まないといけないと思った。 ーなのに。 「自転車二往復無しと、朝ゆっくりが、…いいみたいだね」 「だ、めだったらぁ…」 「中途半端で、寝れる?」 「…」 「ん?」 「これだけ、終わったら…」 「了解」 「アッ…」 その夜も、…してしまった。 (一回だけだから、いいか) 自分に言い訳をしながら、眠る日々が… その後も、何度か続いた。 前へ |次へ |
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