《MUMEI》 高等部に上がると氷室様の横に毛色の悪い雑種がうろちょろし始めた…… この学園の中で高校受験をし、編入して奨学金で通っているのだ。 裕福な家庭でも無く、この学園にお情けで入れた地味で根暗で平凡なチンクシャを何故氷室様は傍に置いていらっしゃるのか……?! 幾ら考えても信じられない、僕等の氷室様が穢されてしまう! あんな汚い小型雑種が氷室様に叱責され打たれるのは見るに堪えられなかった。 最近は文芸部にまで入部したそうだ。 無所属で孤高の帝王だった氷室様が…… 僕はなんとかして氷室様からあの明石珠緒を引き離す義務がある。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |