《MUMEI》
仲直り?
「痛ってえ!!」

いきなり隣から大声がした。

「由自!?」

慌てて隣の部屋に駆け込む。台所に行くと、泣きそうな顔をした由自が手を掴んで立っていた。

「切ったのか?見せてみろ!」

そんなに深く切ってはいないみたいだ。

「水で傷口洗って」

オレは部屋に戻って救急箱を取ってくる。

消毒し、包帯を巻く。

その間、由自は一言もしゃべらずにじっとしていた。

「ほらよ。明日痛むようだったら病院行け」

「………と」

「ん?」

「ありがと……俊」

「どういたしまして」

部屋をあとにしようとした時、後ろから急に服を掴まれた。

「由自?痛むのか?」

「……俊、オレもう限界なんだ。それでイライラして切っちゃったんだよ」

「由自………」

「頼む。……ヤろ?」

――可愛いと思った。本当に辛そうで、思いつめたような顔をしている。

これじゃ余計勉強進まないよな。


「うん」









――演技だったなんて。

ケガは本当だったけど、うるんだ瞳やすがるような態度はすべて演技だった。

クッソ……騙された!

「ん……やっあ……う…っ」

「可愛い声で鳴くね、俊は。やっぱ好きだよ」

「は……なせっ!あっ…あん」

ヤバイっ!イくっ!

「まだイかせないよ?一ヶ月分、すごいだろうな」

途中でやめられて、すごく中途半端な感じが気持ち悪い。

「ゆ……うじ、」

「どうして欲しいかちゃんと言わないと―。オレは俊じゃないからわかんないよ」

「わかってるくせに!」

「いつまで意地張ってるつもり?こことか……」

由自がオレの胸の上にある突起を舐める。

「こことかすっごい正直なのに」

息子を舐める。

「ああッ!」

もう…我慢できな……

「い……っイかせて!はや……早く」

「ラジャ―♪」

由自がオレの息子をくわえた。

「あ…んんっ!由……自で、出るっ」

「出せよ」

「そのまましゃべるな!」

白濁が止まらない。水音をたてて飛び出していく。




ゴクンッ




「え?」

「おいしいよ?」

顔を近付けられる。

「う…わバカ!やめ」

キス……されてしまった。オレが出したものを飲んだ口で。

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