《MUMEI》

塁羅は濡れたチョコの頭を撫でながら言った。


「そうなんだ、でもね魔法って良いことばかりじゃないんだよ。」


「ワウ?」


「良いことばかり出来るように見えるけど、実際は役に立たない時もあるんだ。」


塁羅は一瞬悲しげな顔をした。


思い出したくない…
僕の心の隅に
鍵をかけて忘れるんだ…



とその時、チョコの耳も動き塁羅の耳も動いた。

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