《MUMEI》 チョコは、さっきよりも大きな声で吠えた。 塁羅はチョコが走っている間に宙に浮き、少しずつ離れて行った。 「チョコラティス?」 傘をさし辺りをキョロキョロしている女の人も、チョコの声に聞こえたようだった。 チョコは女の人を見つけ、勢い良く走っていった。 女の人もチョコに気づき、チョコに向かって走っていった。 「チョコラティス!」 「ワゥーン!」 女の人は大きく手を広げ、ずぶ濡れのチョコを抱きしめた。 前へ |次へ |
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