《MUMEI》
思遣りの裏側
―――…その時……




「あら……ドラミちゃん…。」


後ろからドラミを呼び止める声がした。



一瞬ドキリとするドラミ…!


慌ててスパイ衛星キットのモニターをポケットに戻した。



恐る恐る後ろを振り返ると――…



「…この前は、いろいろ大変だったわね……。

…どう?……少しは元気が戻ったかしら……?」


そこには、おさげ髪の可憐な少女が立っていた。




声の主は、しずかだった…。

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