《MUMEI》

「今日は?」


「ボール鬼で!!」


もはや恒例となったボール鬼。


最近は、椎名とクロさんだけじゃなく、日高と関谷もこの練習がめちゃくちゃ上手くなってきてる。


そういえば…


「今日翔太さんは?」


「あ〜、今日は日勤だから来れないってさ。」


「あ〜、そすか。」


「ほい!!やろやろ!!」


ボール鬼が始まった。


「何かおもしろい練習してる〜。」


ボール鬼をやってるとこを物珍しそうに見る女子バレー部。


確かに珍しいかもな。


俺たちがボール鬼をやってる最中に…


新任の顧問が体育館のドアを開ける。


「…?」


クロさんが、立ち止まる。


「あの、クロさん…。」


「ん?」


「新任の先生で顧問の安本先生す。」


「バカ!!早く言えよ!!」


焦るクロさん。


「集合!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫